『ポイント』の罠

3月末に会社を辞めて無職となり、今は、少ない貯金を切り崩しながらの生活です。
この生活に入って分かったのは、自分が『ポイント』にコントロールされていたという事です。

● ポイントという餌に目を奪われるな

働いていた時も薄給でしたので、支出を抑えるという事は考えていましたが、せいぜい、上手くポイントを貯めて支出を取り返そうという程度でした。
この発想だと、ポイントをもらえないお店は避けてポイントをもらえるお店を利用するようになり、さらに出来るだけ多くのポイントがもらえるお店を利用するようになります。
《ポイントがもらえるか否か》《どれだけ多くのポイントがもらえるか》というように『ポイント』が基準となりがちです。
しかし、収入が途絶える事になり、経済的に追い詰められてみると、ポイントで取り返せる金額などたかが知れているのだと切実に理解出来ました。
ポイントで取り返せる金額はせいぜい支払った金額の1%程度が一般的でしょう。
しかし、同じ商品やサービスもしくは実質同じ価値の商品やサービスの支払いを10%ほど安く済ませる事を考えた方が支出を抑えられるわけです。
単純な話、トータル10万円の支払いに対し1%(1,000円分)のポイントバックよりも、9万円の支払いで済ませる事を考えた方が良いという事です。

高価でポイント有り : -100,000円+1,000円の分ポイント=-99,000円

安価でポイントなし : -90,000円+0=-90,000円

こう書くとあまりにも分かりやすく、当たり前だろうと思いますが、実はこれは私に限らずけっこうやってしまいがちなのではないでしょうか。
要するに、『ポイント』に注力するあまり『ポイント』が基準になってしまい、『価格』に気が回らなくなってしまうということですね。
私は経済的に追い詰められた事によって自分がこの《ポイントの罠》にはまっていた事に気づきました。

もちろんポイントはもらえるのであればもらった方が良いですし、私は今もポイントを貯めています。大切なのは商品やサービスの購入時の基準を『ポイント』ではなく『価格』にするという事ですね。そのうえでポイントが得られるのであればもらっておけばいいわけです。

ポイント基準 : -100,000円+1,000円分のポイント=-99,000円

購入価格基準 : -90,000円+100円分のポイント=-89,900円

『ポイントは《貯める》ものではなく《貯まる》もの』と考えると良いです。

それと、『ポイントを貯める』ということを目的化してしまうと、買わなくていい物まで買ってしまいがちになって、節約という考えが麻痺してしまうんですよね。
買えば買うだけポイントが貯まりますし、購入価格が上がればそれに乗じてポイントも多く付きますから。

もちろん企業はポイントによる過剰消費をねらっているわけです。

経済で消耗しないためには、
1. 自分にとって本当に必要な支出を見極めて余計な支出はしない。
2. 必要な支出も出来る限り安く抑える。

まずこの2つをしっかり認識した上で、ポイントもコツコツと貯めていくようにする事が大切なのだと身に染みて理解しました。

タイトルとURLをコピーしました