『信用』(クレジットヒストリー) という武器

『お金』『学歴』『職歴』『コネ』そして『クレジットヒストリー』

この社会を生きていく上で、『お金』とか『学歴』とか『職歴』とかは強い力を持ちますよね、あと『コネ』とかも。逆にこれらが無いと苦労します。現に私はこれらが無いためにかなりキツイ人生です。
そして実はあまり表沙汰になっておらず、わかりずらいのですが、『信用』というのもこの社会で力があります。個人的な人付き合いでの – 主観としての – 信用というのもありますが、『学歴』や『職歴』に近い社会的な『信用』というものが実は存在しています。一般的に「クレジットヒストリー」と言われてるもので、略して「クレヒス」などとも言われています。「Credit History」を直訳すると「信用履歴」となりますが、その内容は「返済履歴」です。ただしこの「クレジットヒストリー」はあくまでも俗称で、正式には「信用情報」と言われているようです。
私は以前からこの「信用情報」という物の重要性を感じていたので、このエントリーでは私が「信用情報」について調べた事をまとめてみようと思います。

信用情報とは

まずこの「信用情報」というものがどういったものなのかというと、個人の直近数年の金銭債務の返済状況を記録したデータベースです。クレジットカードを使ったり、銀行や金融会社からお金を借りたり、自動車や電化製品やスマートフォンといった商品を分割払い(ローン) で購入したりすると、その事実とその返済状況がこのデータベースに記録されます。
『個人情報保護法』に抵触するのではないかと思うところですが、これは法律でしっかりと認められているようです。
これは国がやっているわけではなく、下記の3つの民間の機関がそれぞれに行っています。

株式会社シー・アイ・シー( CIC )

株式会社日本信用情報機構( JICC )

全国銀行個人信用情報センター( JBA・KSC )

ちなみにこの3社の持つそれぞれの個人信用情報は3社で共有されています。
「私達ひとりひとりのお金の支払いや貸し借りが全て監視されているなんて!」と思うのですが、実はこれこそ私たちがこの社会で生きていく上での武器になるわけです、学歴や職歴と同じように。
この各個人の信用情報という負債返済履歴は当然ながら、良好であれば社会的に有利になりますし、悪ければ社会的に不利になります。借りたお金をちゃんと返す人なのかどうかというのは学歴や職歴と同じかもしかしたらそれ以上に個人の資質を表すものです。

社会生活と信用情報

ではなぜ、上記の3社が管理しているはずの個人信用情報が、私達がこの社会で生きていく事に関わってくるかというと、多種の企業がこの個人情報にアクセスする事が認められてるからです。
もちろんこの個人の信用情報は自分で自分の情報を見る事はできますが、赤の他人が見る事はできませんし、基本的には法人もこの情報にアクセスする事はできません、一部の企業を除いては。
ではその個人信用情報にアクセスする事が認められている企業はどんな企業かというと、『銀行』『クレジットカード会社』『信販会社』『リース会社』『賃貸保証会社』『モバイル回線会社』『消費者金融』です。
これらの企業は顧客の信用情報を見る事ができますし、自社への返済状態を記載する事もできます。申し込んできた顧客の信用情報の成績で《ローン》《割賦》《クレジットカード》《賃貸契約》等の審査を通すか否かを決めています。審査が通って支払い(返済) が開始されればその返済状況を顧客の信用情報に記載していきます。
住宅や自動車を一括払いで買える人はそう多くはないでしょうし、値の張る電化製品や家具、スマートフォンも分割払いにしたい人は多いはずです。教育のための教育ローンや学費ローンを利用したい人もいるでしょう。賃貸契約をする場合、連帯保証人になってくれる人がいなければ賃貸保証会社の審査に通らなくてはなりません。今はクレジットカードを持っていないと色々と不便な事が多いですが、カードを持つにもクレジットカード会社の審査に通らなければなりません。
私たち個人のこの『信用情報』はかなり私達の人生に関わっていることがわかると思います。冒頭で書いたように『お金』『学歴』『職歴』『コネ』と共に社会的な『信用』も重要なわけです。
私のように『お金』も『学歴』も『職歴』も『コネ』もないような人間にとっては、『信用』がなければ人生が詰んでしまいます。特に家の賃貸契約の審査が通らなければ致命傷です。逆に言えば『信用』は私のような者に残された最後の砦(とりで)とも言えるわけです。

信用情報を良くするには

そこで必要になってくるのは自分の『信用情報』を良くすることです。
信用情報はあくまでも金銭債務返済の記録です。なのでそもそも債務を負わなければ返済のしようがないので信用情報を良くする事ができません。この《債務》は一般的には「借金」と言われていて悪いイメージがあるため、私を含めここで引っかかる人は多いと思います。
私自身、真面目さだけで生きてきたので、金融会社からも個人からも借金をしたことはありませんし、ローンを利用したのは30年近く前の20代前半の頃に初めて自動車を買った時の1回だけです。クレジットカードは借金だから良くないと思い込んでいて、けっこう最近までクレジットカードは持っていませんでした。
自動車ローンはしっかり返済しましたが、信用情報に記載される返済履歴は返済終了から5年以上経過すると削除されてしまいますので、信用情報の確認はしませんでしたがその後長らく私の信用情報は「無 (空白) 」で、私の信用度はゼロだったはずです、クレジットカードを作って使い始めるまでは。
継続的に債務の返済を続けて信用情報を良くしていくためには、クレジットカードを利用するのが現実的で一般的です。
クレジットカードを使う「信用決済」というのは、クレジットカードを使って支払いをした時にクレジットカード会社が自分に代わって支払い(立替払い) をします。つまりクレジットカード会社に対して債務を負うわけですね。その立替払いが 1か月分貯まってから、クレジットカード会社に支払ってもらっていた立替分をまとめて返済するという仕組みです。この立替払いとその返済の記録がクレジットカード会社によって顧客の信用情報に記載されていきます。
つまり、現金で支払いをせずにあえてクレジットカードを使って支払いをする事で、個人信用情報管理機関にアクセス権を持つクレジットカード会社に自分のしっかりとした返済行為を債務返済記録として記載させるわけです。これで信用情報を良くしていくのです。もちろん返済が滞るなどすればそれが記録されますから信用情報は悪くなってしまいます。
クレジット決済は一回払いであれば返済に際して利子が発生しませんし、それどころかポイントがもらえるのでむしろ得でさえあります。別に特別な買い物などをする必要はありません。普段の買い物でお金を払う時に現金を使う代わりにクレジットカードを使い、通信料金やNHK受信料や電気代などの口座引き落としはクレジットカードを介してすればよいだけです。
クレジットカードは20歳になれば申し込む事ができます。20歳未満でも、18歳以上で親権者の同意があり社会人もしくは高校卒業後の学校に通う学生(つまり高校生は不可という事)であれば申し込めます。気を付けるべきなのは、クレジットカードの審査は年齢が若いほど有利で年齢を重ねるほど不利になるという事です。30歳を過ぎてクレジットカード使用歴 (つまり信用情報の債務返済履歴) がないとかなり審査に通りづらくなってしまいます。「クレジットヒストリーがないために、クレジットヒストリーを得るためのクレジットカードが作れない」という事になってしまいます。ですからできる限り若い内にクレジットカードの申し込みをしましょう。
クレジットカード利用料を毎月期日までに全額支払うというしっかりとした債務返済を続けていく事で自分の信用情報を良くしていく事ができ、それが『信用』になります。ローンや割賦払いやリースや賃貸保証を利用した時も同じです。

歳を重ねていくほどに『信用』は必ず重要になりなす。市場のサービスをしっかり利用できるように、出来る限り若い内から信用を作るようにしておきましょう。


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