お金を払う先を選択するという事

「選挙権」というものがあります。日本だと18歳以上で与えられる権利ですね。定期的に選挙が行われ、我々国民が政治家を選ぶ、もしくは選び直すわけです。
言うまでもなくこれは大切な権利であり、私の時代は20歳からでしたが、私は国政選挙はすべて投票に行っています。20代の頃は地方選挙には行きませんでしたが30代以降はほぼ投票に行っています。
選挙権の行使は自分達が生きるこの国や社会のためを思っての行動ですが、選挙の投票以外にもこの国や社会に影響を与える力を我々は有しています。それが『経済活動』です。
このエントリーでは私達みんなが普段やっている、「お金を払う」という事について書いてみようと思います。

ここで私が言うまでもなく、お金には力(ちから) がある事はみなさんご存じの通り。私も含め、みんなお金を必要とし、お金が欲しいと思っていますよね。世の中の多くの事はお金次第なのは事実です。もちろんお金ですべてを手に入れる事ができるわけではありませんが、少なくとも販売されている商品やサービスは手に入れる事ができます。時に人はお金のために法律を無視したり、時には命を懸けさえします。お金が多く集まれば、それは人や社会を動かす権力になります。人はお金で人を支配し、お金よって支配されもするわけです。権力者はだいたいみんなお金を持っていますし、お金持ちはだいたいみんなそれなりの権力を持っているものです。お金は「権力の元」といってもいいでしょう。

私達は働いてお金を稼ぎ、生活のために、そして時には趣味や楽しみのために商品やサービスを購入するという形でお金を払っています。お金が権力の元であるならば、「お金を払う」という行為は、《お金を商品やサービスと交換するという方法によって行われる権力の譲渡行為》であるわけです。そして重要なのが、私達はこのお金という権力の譲渡先を選ぶ事ができるという事です。
「どの企業の商品やサービスにお金を払うか」「どの企業の商品やサービスにお金を払わないか」「誰が関与している商品やサービスにお金を払うか」「誰が関与している商品やサービスにお金を払わないか」「どのようなポリシーで作られた商品やサービスにお金を払うか」「どのようなポリシーで作られた商品やサービスにお金を払わないか」「どのお店でお金を払うか」「どのお店でお金を払わないか」「どこの都道府県市区町村にお金を払うか」「どこの都道府県市区町村にお金を払わないか」等々、自分のお金 (権力の元) がどの 企業, 団体, 自治体, 個人 の下(もと) に行くのか、または行かないのかを考えて、自分のお金の払い先を自分のポリシーに従って自由に選択できるわけです。これは、どの政治家, 立候補者や政党に自分の1票をいれるかという投票と同じです。そして「お金を払うという投票」は政治の選挙と同様に、年齢 (払うという投票は18歳未満でも可), 性別, 学歴 を問わずに行う事ができるうえに、政治の選挙とは違って日時の指定もなく毎日のように何時でも行う事ができます。365日、24時間、命ある限り何度でも投票できます。

自分が持っているお金(権力の元) はなるべく自分の下にとどめておきたいですし、商品やサービスを購入するという形でお金を渡す場合には自分がしっかりと納得のいく相手に渡したいものです。
政治の選挙で自分が選択した政治家や政党に票という権力の元を渡す事に加えて、自分が選択した商品やサービス(それに関わる個人や企業も含めて) にお金という権力の元を渡す(もしくは渡さない) 事で微力であっても自分の考えやポリシーや理想をこの社会に反映させる事ができるという事はしっかりと理解しておいた方が良いです。《Aにお金を払い、Bにはお金を払わない》という選択と実行は私達個人それぞれの側からの権力行使なのです。

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