クレジットカードの審査に通らない人のためのクレジットカード

私は幾度かこのブログでクレジットカードについて取り上げていますが、クレジットカードを作るためにはクレジットカード会社の審査という壁が存在するのも事実です。
じつは私は初めてクレジットカードを作ろうとした時にこの壁に阻まれてどうしても突破できず、クレジットカードを持つ事をあきらめかけていました。そんな経緯から、このエントリーではクレジットカードの審査にどうしても通らない人がそれでも作れる可能性のあるクレジットカード2種の紹介とクレジットカードの審査について書こうと思います。

入会審査の基準が独特な2種のクレジットカード

〇 ACマスターカード

どのクレジットカードに申し込んでも審査で否決され続け、絶望の淵にいた私が最後の手段として申し込んでついに可決されたクレジットカードが『ACマスターカード』です。

ACマスターカード

消費者金融業のアコム株式会社が発行するクレジットカードで、今では消費者金融会社が直接発行する唯一のクレジットカードとなっています。(SMBCモビットという消費者金融会社もクレジットカードを発行していますが、あちらの場合、実際に発行を担当しているのはクレジットカード会社の三井住友カード株式会社です)
クレジットカード会社は審査の際に申し込みをしてきた人の過去のクレジットカード利用歴と年齢をまず確認してから属性審査に入る会社が多いらしいのですが、消費者金融会社のアコムはクレジットカード会社の審査とは違う独自の審査基準で審査を行っていて、現時点で安定的な収入があるか否かという基準重視で可否を決めるようです。そのため、40代半ばでクレジットカード利用歴なしの私が審査を通してもらえたわけです。しかも当時の私は、社会保険は有りましたがアルバイト契約で年収300万円未満でした。つまりこのカードは《40代》《クレジットカード利用歴なし》《非正規雇用》《低収入》でも他の属性がアコムの審査基準を満たしていれば審査に通る可能性があるクレジットカードなのです。収入は年収200万円程度あれば通るようです。
申し込む時に「カードローンのアコムカード」ではなく「クレジットカードのACマスターカード (カードローン付き) 」を申し込むように注意しましょう。申し込む方法によってはややこしい場合があるのでしっかり確認して申し込む必要ありです。
私は、運転免許証と健康保険証と源泉徴収票を持参して『むじんくん』という自動契約機で発行手続きをしました。ちょっと待たされましたがその場でカードが発行されました。今は健康保険証や源泉徴収票はなくても審査を受け付けていますね。
気を付けるべきはこのカードはリボ払いカードだという事です。しかし、締め切り日である20日から翌月の6日までの間に一括で支払えばリボ払いを回避できます。私は1年3カ月ほどこのカードを使いましたが、15回の支払いはすべて20日から翌6日の間に一括で振り込んでリボ払いを回避したため、リボ払い手数料は1円も払っていません。
もちろん、消費者金融のアコムでクレジットカードを作ったからといって別にローン(借金) を利用しなければならないなどという事もありません。クレジットカード発行のためだけに利用すれば良いわけです。カードの年会費は完全無料です。

もちろんこのACマスターカードも、「中年でクレジットカード利用歴がないという理由だけでは否決しない」というだけで審査はあるわけですから否決される可能性はあります。
確かな事は言えませんし、あまりおすすめの方法ではありませんが、仮に「クレジットカードのACマスターカード」が否決されても、「カードローンのアコムカード」の方の審査に通ったら、あえてカードローンの利用と返済を1年ほど続けてクレジットヒストリーに負債返済実績を積んで再びACマスターカードを申し込めば審査に通るという事は可能性として考えられます。アコム社内での実績も信用として効くかと思います。

〇 デポジット型ライフカード

どうしても審査に通らない人の最終手段と言えるクレジットカードがこの『デポジット型ライフカード』です。

デポジット型ライフカード

消費者金融業のアイフル株式会社を親会社に持つクレジットカード会社のライフカード株式会社が発行するクレジットカード。親会社が消費者金融会社ですがライフカード株式会社自体はクレジットカード会社なので、アコムのような特別な基準での審査は行っていません。しかし、ライフカードの一般公式サイトには載っていない秘密のクレジットカードがこのデポジット型ライフカードなのです。(上記のリンク先はこのカード専用の公式の申し込みサイトです)
このカードは、月の利用限度額 1か月分を保証金として前もってカード会社に預けておくという特別な方法を取っています。もし支払いが滞った時にはカードを利用停止にしたうえでこの保証金を利用料金として回収する事でカード会社は利用料金が回収できなくなるというリスクを回避できます。そのために、普通のクレジットカードでは料金未回収リスク回避のために上げている審査のハードルをこのカードでは大きく下げる事が可能になっているわけです。
年会費は一番安くて5,000円、保証金として預ける利用限度額も一番安い設定で50,000円と多少お金がかかってしまいますが、お金で審査を買うと考えると分かりやすいです。
このようなシステムを採用しているため、年齢やクレジットカード利用歴を含め属性が弱く、どのクレジットカードに申し込んでも否決されてしまう人でもこのカードの審査には通る可能性があります。会社に雇用されていないフリーランス (個人事業主等) の人や、先に紹介した『ACマスターカード』の審査で否決されてしまった人でもこのカードなら可能性はあります。
申し込みをすると、申し込み時に記入した電話番号に本人確認の電話がかかってくる事が多いようなのでかかってきたら必ず出ましょう。


クレジットカードの審査でどうしても落とされてしまう人のためのクレジットカードを紹介したところで、以降はクレジットカードの審査の仕組みや私のクレジットカード審査で苦労した話を少しだけ書こうと思います。

クレジットカードの入会審査

クレジットカードの審査は「年齢」「職種」「雇用形態」「会社の規模」「勤続年数」「年収」「住居形態」「固定電話の有無」「住居年数」「家族構成」「借入金の有無」「借入金額」等の本人の属性により判断されます。この中で『年齢』が特に重要になります。若ければ他の属性がそれほど良くなくても審査に通りますが、30代以上になると審査に通りづらくなると言われています。
クレジットカードは基本的に20歳から申し込みができ、親権者の同意が取れれば18歳から (高校生は不可) 申し込みを受け付けているクレジットカードがほとんどです。ですので、遅くとも20歳になったら即クレジットカードの申し込みをした方が良いです。ただし、さすがに「無職」では審査には通らないので、「学生」か「給与所得者」のどちらかである必要があります。給与所得者である場合の雇用形態は正社員の他、アルバイト, パートや派遣などのいわゆる非正規雇用であっても大丈夫で、年収は最低100万~200万あれば審査を通す会社が多いようです。
いきなり『ゴールドカード』とか『プラチナカード』とかの高属性者向けのハイステイタスカードを申し込んでも通りませんし年会費がバカ高いだけですから、『一般カード(スタンダードカード)』を申し込みましょう。

「クレジットヒストリー」という罠

上記クレジットカードの紹介でわかりやすく「クレジットカードの利用歴」と書きましたが、これは実際には「クレジットヒストリー」と言われているものの事です。クレジットヒストリーとは何かというと、クレジットカードの利用やローンの利用により発生する負債の返済履歴 (金銭債務の履行履歴) で、簡単に言うと借りたお金をしっかり返しているか否かという個人情報です。
クレジットカード会社の審査では必ずこのクレジットヒストリーを確認します。借りたお金を期日までに返さなかった過去があればこのクレジットヒストリーでわかるので、そういう人は審査で否決されます。これは自業自得です。
問題なのは30代以上でクレジットヒストリーに履歴がない場合です。履歴が空白状態である事を「ホワイト」と言い、クレジットヒストリーの略と合わせて「クレヒスホワイト」などと言われています。大人になってクレジットカードやローンを利用するなどしてクレジットヒストリーに情報が載るようになるまでは元々誰もがクレヒスホワイトなわけですから、20代までの内なら問題にならないのですが、30代以上でクレジットヒストリーに履歴がない場合は「高齢クレヒスホワイト」として審査で落とされはじめます。30代から「高齢」というのは違和感がありますが、世間一般的で言うところの「高齢者」とは意味が違って、ここで言う「高齢」は「もう若者ではない、いい大人」みたいな意味です。この「高齢クレヒスホワイト」には2通りあります。
1つ目は、クレジットカードの支払いやローンの返済を長期延滞したり、代位弁済を受けたり、自己破産や任意整理をする等の「金融事故」を起こした場合、その情報はクレジットヒストリーに記載されるため、クレジットカードを含めお金が絡む審査には一切通らなくなります。いわゆる「ブラックリストに載る」などと言われている状態ですね。その金融事故情報は5年ほど経つと消去されてクレジットヒストリーは空白になります。これが高齢クレヒスホワイトの1つ目のパターン。
2つ目は、今までの人生で一切クレジットカードを使ったりローンを利用したりしたことがないか、もしくは直近5年でクレジットカードやローンを利用していない場合です。金融事故履歴と同じく負債返済履歴も5年で消去されるので、過去にクレジットカードの支払いやローンをしっかりと返済していて金融事故を一切起こしていなくてもクレジットヒストリーは空白になります。このパターンを、高齢クレヒスホワイトの中でも特に「スーパーホワイト」と言います。過去に一度も金融事故を起こした事がない、ブラックだった事がない完全に潔白という履歴です。
1つ目のパターンの人は金融事故を起こした過去があるため、クレジットカード会社が審査を通さないのもわかります。問題は2つ目のスーパーホワイトのパターン。金融事故を一切起こさず真面目に生きて来ただけなのですが、1つ目のパターンの人と同じく高齢クレヒスホワイトになっているためにクレジットカード会社は見分ける事ができないわけです。見分ける事ができない以上、利用料金の未回収リスクを避けるために高齢クレヒスホワイトであれば審査を通さないというわけですね。スーパーホワイトの人はとんだとばっちりですし、とてつもなく不条理です。これはクレジットヒストリーの履歴が金融事故情報も含めて5年経過したものから消去されていくというシステムに起因しています。

絶望からの…(私の体験)

じつは私はこのスーパーホワイトでした。ずっとクレジットカードという物の必要性を知らず、クレジットカードは借金だからと避け、携帯電話やその後のスマートフォンなどもすべて現金一括で買っていた結果、40代に入ってから初めてクレジットカードに申し込んだ時点でスーパーホワイトの高齢クレヒスホワイトになっていました。
初めて申し込んだクレジットカードはNTTドコモのクレジットカードで、ドコモの回線契約をしてから7年以上(当時) 利用料金滞納なしで契約し続けている良質な客である自分がドコモのクレジットカードの審査で否決される事はさすがにないだろうと思ったのですが、非情にも否決をくらってしまいかなりのショックを受けました。「俺はそんなにダメなのか」と。その後も良いなと思うクレジットカードの中から審査の厳しくないとされるクレジットカードを幾つか申し込んでみたもののすべて否決されてしまい、打ちひしがれました。しばらく経ってから、さすがにこれは否決されないだろうと、私が高校生になった時に開設して以来25年以上(当時) 使っている口座の銀行のクレジットカードに申し込んだものの、恐ろしい事にこれも否決されてしまいました。この時点で自分はもうクレジットカードを持てないまま生涯を終わるしかないんだなと絶望しました。クレジットカードを持てない事自体と共に、借金なども一切せずにただただ真面目に必死に生きて来た自分がことごとく審査で落とされる事に憤りを感じ、またクレジットカードやクレジットヒストリーなるものを教えてくれる人が周りに誰もいなかった自分の境遇を恨みました。
そんな私が最後の手段として足を踏み入れたのが最初に紹介した消費者金融 (サラ金) のアコムです。クレジットカード会社とは違う消費者金融の審査によってどうにかクレジットカードを持つ事ができました。厳密には「クレジット決済機能付きローンカード」だとは思いますが。
私はただただ真面目である事だけを武器に生きて来て、借金だのサラ金だのとんでもないという潔癖症だったので、自分が消費者金融を利用するという事に踏ん切りがつかず、思い切って根本から考えを変える必要がありました。
結局、追い込まれた末に意を決した私は40代半ばの高齢クレヒスホワイトの状態で人生初のクレジットカードの発行を叶える事ができました。ほとんどあきらめていたし絶望していたので、一縷の望みをかけて申し込んだカードを手にした時は感激と興奮と達成感で震えが来ました。

最後に

現状では『ACマスターカード』と『デポジット型ライフカード』の2枚が、クレジットカードの審査にどうしても通らない場合でも作れる可能性のあるクレジットカードになります。
ちなみに、クレジットカードに申し込んだ事とその結果はクレジットヒストリーに6カ月間ほど掲載されます。「直近6カ月以内にクレジットカードに申し込んで否決された事がある」という情報はクレジットカードの審査でマイナスになるので、クレジットカードの申し込みをする際、以前にクレジットカードを申し込んで否決された事がある場合は、否決通知を受け取った日から少なくとも6カ月以上の間を開けた方が良いです。
なんとかクレジットカードを手にする事ができたら後はしっかりと利用と返済を続けるのみです。利用料金返済の実績を積んでクレヒスホワイトから脱する事ができれば、他にもっとお得で使いやすいクレジットカードの審査に通る可能性が上がります。
私はACマスターカードで1年ほど返済実績を積んで高齢クレヒスホワイトから脱却した後、以前否決された事のあるクレジットカードに再び申し込んだところ審査に通りました。

クレジットカードの審査にどうしても通らず、何度申し込んでもどのカードを申し込んでも否決され、それでもどうしてもクレジットカードをあきらめきれずにどうすればクレジットカードを作る事ができるのか調べまくり、なんとかクレジットカードを手に入れる事に成功した後もクレジットカードの事を調べ続けた結果、私はクレジットカードについてかなり詳しくなっていました。このエントリーが誰かのお役に立てれば幸いです。


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