お金と時間

受け取りは早く支払いは遅く

最近、ふと「市場ではお金は時間と共に増えるものなのではないか」と考えました。
働いてお金を稼いでいれば、所得の総計は時間と共に増えますし、投資をすれば増やせる可能性があります。もちろん、お金を稼いでも使ってしまえば貯めることは出来ませんし、投資の仕方や運しだいではお金を減らしてしまう事もあるでしょう。
でも、お金が増えると思われる事を慎重に継続して行っていれば基本的にお金は増えるものだと考えられます。

電車やバスに定期券というものがあります。長期のものであればあるほど割引額が大きくなってお得なので通勤や通学で利用する多くの人が購入していますが、企業側は実際の乗車でお金が支払われるよりも前にまとまったお金を得る事になり、そのお金で事業への投資などで利益を上げる事ができればその時間差分、利益が多きくなるわけです。これは商品券や事前チャージ式のプリペイドカード、電子マネーも同じですね。実際に利用されたり購入されたるするよりも前にある程度まとまったお金を先に得る事で先回りの投資ができるわけです。

早くお金を得る事ができれば、その時間差分の利益を得る事ができるのと同じように、お金を手放すのを遅くする事ができれば、その時間差の分利益を得る事もできます。
それで思い出すのは、昔私が若い頃にしていたアルバイトです。その会社は規模の小さな零細企業だったのですが、そこで働いていたアルバイトの給料がある月から突然1か月先送りで支払われるように変わったという事がありました。今まで1月に働いた分の給料は2月に支払われていたのですが、3月に支払われえるように変わったわけです。あれは給料の支払いを1か月遅らせる事でその分の利益を得ていたのではないかと今は思います。当時は金利も高く、銀行の利息も今よりずっと良かったので、口座から下ろすのを遅らせるだけでもちょっとした利益になりましたし。
もちろん30年近く前の事ですし、個人経営レベルの零細企業だったからこその事でしょう。
ただ、現在のしっかりとした企業であっても給料計算の締め切り日から給料の支払い日までの日数はけっこう差があります。私が去年まで働いていた中小企業は月末締めで翌月の25日払いだったのですが、この、締め切り日から25日もしくは26日後に支払いというのが一番遅いパターンだと思います。その他、締め切り日から支払い日までの間隔が10日~20日という企業が多いようです。支払いが早い例だと、月末締めで支払いはその月の25日払いというように締め切り日よりも前に給料が支払われる企業もあるようです。基本給を締め日よりも前に支払い、残業や突発の休みなどの不確定分は次回の給料支払いの時に調節するという形のようです。
支払い日が早い方が良い企業だと思いますし、給料を受け取る側の意欲も変わってくるのではないでしょうか。基本的に受け取りは早い方が良いです。

支払いは遅くした方が利益を得られるのは個人も同じです。今の利回りではまったくおすすめできませんが、銀行口座に長い期間お金を入れておけばその期間分の利息は得られますし、支払いを給料よりも後に回せた方が良いですよね。支払いを先延ばししてその期間分、投資での利益を得る事も可能です。
貸金業などは時間とお金の関係がとてもわかりやすいです。自社のお金を人や企業に貸して金利分の利子を得るという事業なので、貸す時間 (期間) が長ければ長いほど利子という利益が増えます。もちろん借りた側も返すまでの時間の間に借りた額にプラスして返す利子が増えるわけです。金利によって時間の経過に沿って貸したお金も借りたお金も増ていくわけです。
個人でも、先程言ったように銀行にお金を預け入れたり、債券を買ったりする事で国や企業にお金を貸して利息を得る事ができます、利回りは小さいですが。
株も配当金を出す企業であれば各企業が設定する利回り分の配当金が定期的に受け取れますし、株価自体も世界平均で超長期的には上がっていきます、少なくとも現在までの歴史では。もちろん短期や中期での売買のタイミングや購入する株によっては個人がお金を減らしてしまう事はありえる事です。

市場にお金を晒している限りにおいて、基本的にはお金は時間と共に増えるものだと思います。
ただ、私達はお金を多く消費しながら生きているため、お金を貯めるという事は難しく、そのために、この《お金は時間と共に増える》という事が体感上から理解できない事が多いのだと思います。


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